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小学生の語彙力を伸ばす方法をご紹介します。
最近、小学2年生の娘に「〇〇ってどういう意味?」と質問されることが増えました。
子どもにわかるように明確な言葉でパッと説明することができない…
上手くその場で答えられない、そんなことはありませんか?
せっかく子どもが言葉に興味を持った時が、子どもの言葉を増やすチャンス!
子どもの語彙力を伸ばす3つの方法は、
- 読書量を増やす。
- 親子の会話を増やす。
- 疑問に思ったときに、自分で調べるクセをつける。リビングに辞書やアレクサを置いて、すぐに調べられる状況にする。
この3つの方法をさらに詳しく解説していきますね。
生活にすぐに取り入れられる!小学生の語彙力を伸ばす方法
語彙は一日や二日で爆発的に増えるものではないので、日常的に取り組めるものが良いですね。
本・まんがを読む
まずは、単純に読書量を増やす。まんがでも絵本でもOKです。
YouTubeや動画配信など、自分の意志とは関係なく次々におすすめ動画やコンテンツ、CMが流れてきます。おもしろくて大人でも途中で見るのを止めるのは難しいので、ついダラダラと見てしまいますよね。
一方的に流れてくる動画を見続けるだけでは、活字に触れる機会が減ってしまいます。
読書は「流れてくる情報を受け取るスタイル」ではなく、自分で字を読んで意味を理解したり想像したり、物語に集中したりできます。
そのために活字に触れてほしいので、まんがでも絵本でもなんでもOK。
月に2〜3回図書館で本を借りてきて、リビングのテレビボードの横に置いています。ヒマになった時、夕食の準備ができるまでのほんの数十分など、ちょっとしたスキマ時間に手にすぐに取れるようにしています。
おかげでいつも本が積まれていて「すっきりきれいなリビング」にはなりませんが、日常的に手に取れるところに本を置いて、無理せず読書を習慣化できています。
親子の会話を増やす、親は聞き役
「親子で会話をする」ことも、子どもの語彙力を増やすために有効です。
ポイントは、親は聞き役にまわること。会話の内容を掘り下げていくことが大切です。
「今日はお友だちと何をして遊んだの?」と聞きます。
子どもから返答があったときに
「どうしてそうしたの?」「それで〇〇ちゃんはどう思ったの?」
と、会話を深堀りしましょう。
そうすることで、子どもは思考を整理して自分の言葉で伝えようとします。
自分が知っている言葉で相手に伝えようとすることが、「もっと適切な言葉で自分の気持ちを表現したい」と表現力の向上につながります。
日常の何気ない会話から、自分の言葉で伝える力を身につけることができます。
内容を掘り下げていくことで会話の中の語彙が理解できたり、語彙の使い方を学んだりします。何より親子のコ大切なミュニケーションの時間にしたいですね。
リビングに辞書を置く 現代版はアレクサ!
リビングに辞書を置くというのも、子どもの語彙力を増やすのによいとされている習慣です。
昔は、わからないことはとにかく「自分で辞書をひきなさい」と言われたものです。
もちろん今でも辞書をひいて調べるのは有益ではありますが、令和の子どもたちはデジタルネイティブ世代。生まれた時からインターネットにSNS、パソコンもスマホもなんでもあるのです。小学1年の頃から一人に一台パソコンが渡されています。
我が家もリビングに国語辞典をおいていますが、小学2年の娘はまだ自分で辞書をひくことはありません。
それより大活躍しているのが、アレクサ。(古いモデルですが)
「Alexa(アレクサ)」とは、Amazonが開発したAIアシスタントのことです。
アレクサを使用すると、予定表リスト作成、音声交流、音楽再生、オーディオブックの再生、天気や交通情報、リアルタイム情報などを知りたい時に受け取ることができます。
「アレクサ、恒温動物と変温動物の違いを教えて」と、娘がアレクサに質問しています。
辞書をひいて調べる昔ながらの方法もいいですが、現代では大人もわからないことはスマホでサクッと検索して問題解決しますよね。(子どもに質問されて分からないことは、親がスマホ検索してから子どもに伝えたり)
それなら、子どもが直接アレクサに質問して回答をもらうのも、言葉や意味を知るのに有効な方法のひとつだと思っています。(我が家はまだ子どもが自分で操作できるスマホやパソコンを与えていないので、リビングに置いてあるアレクサを使っています)
小学2年生では、アレクサに上手く質問できなくてとんちんかんなやりとりが続く場合もありますが、応用のきかない機械に対してどのように質問すればよいか、と考える練習にもなっています。アレクサとしりとりをして遊んだりもしています。
気になったことを自分で調べてその場で解決する、という点ではアレクサも積極的に活用すれば語彙力アップにつながると思います。
子どもの語彙力を伸ばすのにおすすめの本
子どもの語彙力を伸ばすのにおすすめの本をご紹介します!
語彙大百科
2字の熟語を中心に1000以上の熟語が紹介されています。ストーリーマンガをまじえて用例を紹介しているので、おもしろくて楽しく読むうちに、自然と「語彙」が身につきます。
女の子の方が食いつきがいいかもしれませんが、男の子も楽しんで読んでいるとの口コミもありました。
ママ友が大絶賛していたので我が家でも購入しました。娘も気に入って何回も読んでいます!
ドラえもんの国語おもしろ攻略 言葉の力がつく (ドラえもんの学習シリーズ)
小学生の各教科にわたりベストロングセラーになっているドラえもんの学習シリーズです。
日本で生まれた言葉「和語」を中心に、読解力・表現力がアップする700以上の「ことば」を紹介。マンガで紹介しているので、意味や使い方をしっかり学ぶことができます。
テストによく出題される和語、難語を解説。監修は中学入試に高い合格実績を持つ「日能研」。
五十音順に出てくる言葉の意味をドラえもんのまんがで楽しく読めるので、国語学習の入門におすすめです。和語のイメージがまんがで掴める点が良いですね。
ことばの意味やイメージがわくと国語の選択肢問題でも答えを探しやすくなりそうです。
おなじみの人気キャラクターなので子どもの食いつきがいい、楽しんで読んでいる、といった口コミが多かったです。
「伝える力」が伸びる! 12歳までに知っておきたい語彙力図鑑
「感情を表現する言葉」を中心に語彙をあつめて分類した語彙力図鑑です。
齋藤孝先生のわかりやすい解説とかわいい動物のイラストで、「こういうときはこんな表現が使えるんだ!」と楽しく自然と語彙力が身につく一冊。
「面白い」を言い換えてみよう!など、他の表現方法を紹介したり、例文や四字熟語も合わせて解説しています。
「すごい」「やばい」「かわいい」で済ませてしまいがちな表現を、語彙を増やすことで一生困らない「伝え方」がマスターできます。
新聞を読む
昔は辞書をひきなさい、と同じくらい「新聞を読みなさい」と親や先生に言われませんでしたか?
子どもの頃は家で新聞をいました。小学生の頃から自分で読めるページを読んだり、生活情報や人生相談、四コマまんがや日曜日の別冊新聞を楽しみにしていました。
今はというと、我が家は新聞をとっていません。
30年前とは違い、インターネットでニュースも天気予報も情報を得られる時代ですから、仕方のないことかもしれません。
昔は新聞の他にも、私の父が通勤時に読むスポーツ新聞や週刊誌などが家にたくさんあり、それもこっそり読んでいましたが、今は通勤電車ではスマホ画面を見ている人がほとんどですね。
つまり、令和の子どもたちはそもそも「新聞」が身近になく、読む機会もまったくないことになります。
それもさみしいけれど、わざわざ新聞をとろうとは思わない……
そんな時に見つけたのが、「読売KODOMO新聞」。
2011年の創刊以来、発行部数1位を維持して多くの子どもたちに読まれている小学生向け新聞です。
1か月 550円とお手頃な価格。
週に1回、木曜日発行です。
読売KODOMO新聞の最大の特長は、小学生が理解できるようにニュースをわかりやすく書いていること。ニュースに関係する社会のしくみや、これまでのいきさつ、時事用語などをかみくだいて説明してくれるので、わかりやすいと好評です。
「名探偵コナン」の時事ワード解説と学習漫画もあり、子どもの目を引きつけてから自然とニュースが頭に入るしかけがなされています。楽しんで読めるのが一番ですよね、
すべての漢字にふりがながふってあるので、低学年の子でも読めるようになっています。
タブロイド判20ページで月額550円。1年間で6,600円。読売新聞を購読していなくても申し込めます。
子どもを「新聞」に触れさせたいなら、読売KODOMO新聞を試してみるのもいいかもしれません。お試し購読もできます。
子どもの語彙力を伸ばす方法まとめ
子どもの語彙力を伸ばすために、今すぐ取り組める方法として
の3つを紹介しました。
語彙を増やせる本や図鑑、子ども向け新聞を日常に取り入れていくのもいいですね。どれかひとつでも、取り組みやすいことから始めてみてください。